Lightning Sync for GoogleでSalesforceとGoogleが連携する!
こんにちは。タスクの久保田です。
みなさん、Lightning Sync for Googleってご存知ですか?
Lightning Sync for Googleとは、G SuiteアカウントとSalesforce間で取引先責任者および行動を同期できるようにする機能です。
つまり、Googleカレンダーに登録しているスケジュールがSalesforce上でも確認できたり、Googleで管理している連絡先をSalesforceに取引先責任者として取り込むことができるようになる便利機能です。
本日は、G suiteのアカウントをお持ちの方であれば知っておいて損はない「Lightning Sync for Google」の設定方法をご説明します。
ご説明しますといっても、実は、Salesforceのナレッジ記事に設定方法載ってるんですよね。
基本的には上記手順の通りに進めれば問題ありませんが、Googleデベロッパーコンソールを初めて使用する場合、最初の「プロジェクトを作成」する段階で手順とは異なる画面が表示されて戸惑うかも知れません。
元記事で
1-1. 以下の URL へアクセスして新規に Google プロジェクトを作成します。
1-2. 任意のプロジェクト名を入力して [作成] をクリックします。
とありますが、この箇所で紹介されている部分について、Googleデベロッパーコンソールを初めて使う場合の手順を説明します。(2017年10月31日現在の内容です)
1-1. https://console.developers.google.com/ を開くと「利用規約の更新」画面が表示されます。
利用規約を確認して「はい」を選択、そして「同意する」をクリックしてください。
1-2. 画面上部に無料トライアルの案内が表示されますが、Lightning Syncの設定では特に登録の必要はありませんので、「閉じる」をクリックします。
再度無料トライアルのボタンを表示したい場合は、画面右上のアイコンから元の状態に戻せます。
1-3. プロジェクトを作成します。
タイトルバーの「プロジェクトを選択」をクリックします。
1-4.「プロジェクトを選択」はプルダウンのような見た目ですが、クリックすると「選択」ダイアログが表示されます。
まだプロジェクトはありませんので右上の「+」ボタンをクリックして新規プロジェクトを作成します。
1-5. 「新しいプロジェクト」の画面でプロジェクト名を入力します。「組織」の値はG-Suiteのドメインが固定表示され、変更はできません。
1-6. プロジェクト名を入力すると、入力内容に合わせてプロジェクトIDの値が自動設定されます。
Google APIのみ必要なプロジェクトの場合、プロジェクトIDは以降の手順で使用することはありませんので、自動設定されたIDでそのまま「作成」をクリックします。
1-7. プロジェクトの作成中は画面右上の通知(ベル)アイコンが作成中を示す表示に代わり、プロジェクトの作成が完了すると通知件数が「1」と表示されます。
1-8. 通知アイコンをクリックするとプロジェクトの作成完了メッセージが表示されます。この段階では未だプロジェクトが選択されていませんので、再度「プロジェクトを選択」をクリックします。
1-9. 選択ダイアログは表示直後の状態が「組織なし」になっていますので、プロジェクト作成時に表示された組織に切り替えます。
1-10. 先程作成したプロジェクトが表示されました。プロジェクトを選択して右下の「開く」をクリックしてください。
1-11. 「プロジェクトを選択」の部分がプロジェクト名に置き換わっていれば、準備完了です。
以降の手順はSalesforceのナレッジ記事の記載通りに実施できるかと思います。
<補足>
Salesforce ClassicでもLightning Sync for Googleは機能しますが、Lightning Experienceを有効化していない環境の場合、Lightning Syncのデータ設定で行動の同期方向に「双方向同期」の選択肢が表示されません。
そもそもSalesforce Classicで作成した行動はGoogleカレンダーへの同期対象に含まれないので、双方向同期を試したい場合はLightning Experienceが必須となるようです。
Lightning Sync for Googleは、Lightning Experienceで実行するのがベスト。
というわけでLightning Experienceに切り替えて、Lightning Sync for Googleをお試しください!