クラウド導入に消極的な上司に伝える一言
2017.02.14
おはようございます。タスクの京谷です。
クラウドへの導入において、セキュリティは重要な問題です。
以前のコラムでもお伝えしましたが、総務省の調査でもクラウドを利用しない理由として、「必要がない」に続く、2位が「情報漏洩などのセキュリティに不安がある(34.4%)」でした。
特に安全性を組織のメンバーに伝え、納得してもらうのはなかなか骨です。
※以前のコラムはこちら
クラウドに理解を持たない上司を説得する「殺し文句」――
クラウドに理解を持たない上司を説得したい方へ朗報です。
今回は説得の際に使える殺し文句を一つ。
クラウドを理解しない方の大半が口にするのが「セキュリティ」。
「外部にデータを預けて大丈夫なのか?」
「情報漏洩の際に責任を取ってもらえないのではないか?」
確かに情報漏洩に対する責任を明記しているサービスはありません。
基本的には自己責任です。
ここで、先日ある通販企業の幹部の方からいい言葉を頂きました。
「タンス預金」と「銀行」どちらが安全ですか?
大事なお金、どちらに預けますか?
自宅を様々リスクから守ろうとすれば、自己負担で警備設備を整えなければなりません。
しかし、銀行はありとあらゆるリスクからお客様の資産を守ります。(もちろんデータ上であっても)
ちなみに自宅侵入認知件数は平成24年で6万件。852世帯に1件が侵入されているとのこと。
さらに不正アクセス認知件数は平成27年で2051件、うち一般企業が9割に上るようです
平成27年に都道府県警察から警察庁に報告のあった不正アクセス行為
さて、いかがでしたでしょうか。
タンス預金はいささか乱暴なたとえですが、不正アクセスから大事なデータを守るうえで、数百億単位で投資しているクラウドサービスを検討しないのもどうかと思いませんか?